机上の楼閣・屋上

97131

先程 - 幾狭 匠

2017/08/04 (Fri) 11:31:30

退院しました\(^-^)/

Re: 先程 - ぴよ

2017/08/04 (Fri) 13:53:54

おめでとう!
しっかり回復するまで無理しちゃダメよ。

Re: 先程 - 幾狭 匠

2017/08/04 (Fri) 22:39:09

ありがとう!
無理はしないけど、無茶はしてるかもしれん(素で)。

Re: 先程 - ドラ猫

2017/08/05 (Sat) 04:29:28

退院おめでと~~
最近は長くても10日くらいで退院させるけど
あと1週間くらいは安静にしておかないと・・!!
無理、無茶しないで安静に。

Re: 先程 - 幾狭 匠

2017/08/15 (Tue) 15:29:22

>ドラ猫さん
ありがとうございます~
無理は気をつけていればしないですが、無茶はしてるつもりなかったのに結果的にしてることがあります(^^;)
とりあえず安静を心掛けて、自転車旅行は自粛中です。

ええと、ドラ猫さんが訪問してくださったので、懐かしいなと思ってドラ猫さんや常連さんのHP見にいってたんですが、
iravatiさんの掲示板さかのぼってて(何か月も前の話で恐縮ですが)天皇家が男系でなければならない根拠に遺伝子の話が出てきて、その認識が間違っている(あるいは、ドラ猫さんの認識が間違っていないとしても、iravatiさんやばーじるさんには誤って伝わっている)のがすごい気になっているんですが、ひとんちの掲示板にたまにやってきて間違いの指摘とか、はっきり言って荒らしですので自分ちの掲示板に書きます。



ドラ猫さんの書かれた「女性のX遺伝子は2代で消えるが、男性のY遺伝子はそのまま引き継がれる」という話は、Y染色体の父系のマーカーとしてのはたらきに着目するとその通りです。
X染色体は父親からも母親からも受け継ぐので、マーカーとしてのはたらきはないけど、
Y染色体は父親から息子にしか受け継がれないので、Y染色体を調べれば父系をたどることができます。
(もしかするとドラ猫さんが言いたかったのはこのことかもしれないと思うのですが。)

まず、ご存じとは思いますが、ヒトの染色体はXとYだけではありません。
22対(44本)の常染色体と、1対(2本)の性染色体の合計23対(46本)あり、46本それぞれの染色体上にその人の遺伝子がたくさん存在しています。
そのうち性染色体については、女性がX染色体2本、男性がY染色体1本とX染色体1本です。
X染色体やY染色体上の遺伝子情報は、ヒトの持っている全ての遺伝子情報の約23分の1ということになります。

ヒトの生殖細胞(精細胞と卵細胞)は、その人が持っている染色体46本のうち23本だけ引き継ぎます。
だから通常、ヒトは両親から23本ずつの染色体(父親が持っているX染色体とY染色体のうちどちらか1本+常染色体22本の計23本、母親が持っている2本のX染色体のうちどちらか1本+常染色体22本)を受け継いで23対46本の染色体を持ちます。

ですから、代を重ねると1人の先祖の遺伝子がその子孫の遺伝子の中に占める割合はだんだん減っていきますが、その減り具合に男女差はないということです。
父母から2分の1ずつ、4人の祖父母から4分の1ずつ、8人の曽祖父母から8分の1ずつです。

それともう一つ。
たしかにX染色体にはY染色体と違って、母系のマーカーとしてのはたらきはありません。
しかし、ミトコンドリアDNAは母親からしか子に伝わらないので、こちらが母系をたどるマーカーのはたらきをします。

母系・父系それぞれ、遺伝的に先祖をたどるためのマーカーは同じように存在するということです。

以上の理由により、「天皇の継承は男系」の根拠に遺伝子は関係ないとワタクシは考えます。

しかし、天皇は男系が継承する、というのは長い年月あの一族に伝わっている伝統なので、我々外野が口を出すことではないと思っています。

皇紀2677年は自称なんでアレですが、少なくとも1000年以上、男系で継承してきた(女性天皇が即位した後も、後継は男系に戻る)歴史があるんですから、遺伝子の話をもちださなくても「それが伝統」が充分な根拠になると思います。

以上です。



せっかくお見舞いの書き込みをしていただいたのに、このような返信で申し訳ないです。
でもちょっと自分にとっては重要な問題ですので書かせていただきます。スミマセン。

Re: 先程 - ドラ猫

2017/08/16 (Wed) 00:05:29

詳しい説明有難うです。

なるほどね~~天皇家に限らず家を継ぐのが男子と決まっているのは、何か意味があるんでしょうかね?

Re: 先程 - 幾狭 匠

2017/08/16 (Wed) 20:21:43

長文お読みいただき、ありがとうございます。
実は上の説明でも簡略化して不正確なところがあったり(遺伝子を父母から2分の1ずつは間違いないですが、それより上の代はきっちり4分の1とか8分の1にはならず、個人差があります。ただ、性差はありません。)するんですが……

世界中のいろいろなところに、父系社会、母系社会、双系社会があり、日本は双系社会らしいです。天皇家は父系相続ですが、平安貴族の妻問婚は母系的ですし、武士は父系でも母系でも血がつながってない養子でもとにかく「家」が続くことが重要だったり。
一昔前は、初期の社会は母系で時代が下ると父系になる説があったのですが、いろいろ調べたらそう単純でもないようで、むしろスパッとわかりやすく説明してるのは眉唾かもしれません。
でも、藤原氏とか平氏とかの「娘を天皇に嫁がせてその子を次の天皇にし、天皇の外祖父として政治のトップになる」って、天皇が父系相続だからできるやり方ですよね。

父系社会がけっこう多いように感じますが、漠然とだけど、戦争が男の仕事であることが多いのと関係がありそうな気はします。
母系社会は、狩猟採集から農耕牧畜への移行する最初期、農耕を主に女性が担ったんじゃないかと推測するとなんとなくわかる気がします。
どっちも「気がします」なんですが。

アイルランドやブリテンの古代ケルトを書いた小説が好きなんですが(それも実はケルトじゃなかった説を最近知ってアタマを抱えています)、母系社会から父兄社会への過渡期を書いたものや、ケルトは女王から王女への相続もあったのに、征服したローマの父系でないと認めない法律と衝突して戦争が起きる話などがあって、興味深いです。ケルトは女戦士もいましたよね。
そういった話の中に、王権は女王から王女への母系相続、王女の夫をドルイド僧が夢のお告げで指名するんですが、指名されるのは将来の王にふさわしい考え深くて勇敢な戦士である、という氏族が出てきたして、近代の個人の権利の観点からはアレですが、集団を運営するシステムとしてはすごくよくできてるよなぁ、と思いましたです。

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